桜餅

もち米がほんのりピンクのあんこ餅に、塩味で香りがいい桜の葉っぱ。
葉っぱは食べても食べなくてもいいそうです。

私が食べていたのは関西風だと知りました。関東風はクレープのような生地です。物心ついた時からの、桜餅を食べた、桜の咲くころの思い出は特別なものばかりです。

ふるさとの小高い丘の坂道は桜並木でした。幼いころ、毎年3月から4月、桜の樹の下にシートなどを敷いて朝からみんなを待っていました。その時のわくわく。みんながお弁当を作ってお昼に集まってくるのです。

桜の樹がまるでカーテンのように、人々の笑顔を包んで空まで続いているようでした。あの時の人々は、今は天の上で、桜を見ているでしょうか。