月: 2020年9月

光りに包まれて 忘れられない患者さん

光りに包まれて

忘れられない患者さんがいます。 今から20年以上前です。 私はある病院で重症のホームレスの方を診ていました。戦後、結核にかかった子供たちのために建てられた病院に、ホームレスの方のための収益無しの五十人の病棟があったのです。入院された方は五日間は毎日身体を洗っても汚れと臭いが取れません。自力で歩ける方…
クッキーの理由 身体にいい食事は

クッキーの理由

私の、昼食のひとりごはんのクッキーと牛乳の写真を見た友人に「あれだけしか食べないの?私の食後のおやつ」と言われました。 確かに。時々近くでランチ定食を外食することもありましたが、コンビニで買ったサンドイッチか軽食です。 なぜ食後のおやつのような昼ご飯なのかって。 私は聖路加時代に今から20㎏太ってい…
さようなら 忘れられない患者さん

さようなら

那須の友人が雲の写真を送ってくれました。何に見える?と聞かれ、とっさに「ぎょうざ」というと「座布団1枚」と返してくれました。宇都宮だから? 20年以上前に数年間、私は宇都宮に住んでいました。そのとき、とちぎYMCAでボランティアをしていました。 栃木ホスピス運動をすすめる会、という1987年にできた…
ひとりごはん 身体にいい食事は

ひとりごはん

仕事をしてるときは、お昼ご飯がたのしみです。 チームで動いている聖路加のときは、お昼にしましょう、と声を掛け合って食堂に集まり、みんなでいろんな話をしながら戴きました。 若い医師たちとは、何か月か一日に三食を一緒に食べたような病院に缶詰だったときもありました。 ひとりでいただくときは、無言ですし、簡…