楽しんで
2022年6月12日
Sさんはグローバル企業の日本本社で重職にあります。定期的に北海道から沖縄と回ります。海外出張もあります。
食事の制限はしていませんでした。気が付いたら100㎏超えていました。
コロナ禍になりました。すべて在宅ワークです。web会議は全世界で 時差のため9-10PMから深夜です。週2ー3回。海外出張は無くなりましたが、日本の出張は緊急事態宣言以外の時はありました。仕事も増えて週1休めるかどうかの過労です。
少し運動はしていましたが、体重は減りません。
生活習慣病が改善しなかった1年前の初夏です。更に糖尿病が見つかりました。
Sさんは食事を研究し、運動を開始しました。「療法」というには別物のよう。
「新しいことを始めるのは楽しいですね」
スパイスに凝っておられインドのバステマ米を一日半合、自分でスパイスカレーを週末作られます。チャイもです。野菜先でたっぷり。薬膳療法ですか。
朝はトーストにジャムでも、夕食は野菜と豆腐中心、お酒とお肉は週一で。
元々中学高校で水泳野球、大学でスキーの得意なスポーツマンだったSさん。緊急事態が開けて週2回出社になると、自転車で通勤40分。休みの日も片道20km。新しく朝5時から中型バイク免許の教習所に通いました。
13か月経ち、今初夏、すべての数値は正常になりました。体重が100㎏から87㎏に、体脂肪も8%減りました。ちょうどひと月に1㎏ずつ減ったのでした。
「週末は仕事を忘れることにしています。やりたいことがいっぱいなんです」
「食事や運動も、どうやったらできないことができるようになるか、楽しんで」
健康への一歩をご自分のペースで積極的に実行されたSさんの姿は、100歳まで健康長寿でいらっしゃるための秘訣が詰まっていると、敬服いたします。