月: 2021年1月

想う 忘れられない患者さん

想う

その患者さんCさんは作家でした。地元の新聞に闘病記が連載されていました。 『病棟では外来患者の電話相談に24時間対応しています。「夜中に痛みが止まらない」私は数回電話をしました。主治医はそのたびに電話で直接指示をくれました。これは患者にとって安心できる有難いシステムです。』 私は聖路加のとき、電話の…
身体にいいお肉 身体にいい食事は

身体にいいお肉

海辺で育った私は、やはりお魚が好きです。でも、新鮮なお魚が高価な都会で育った娘たち世代は、お肉が好きです。 美味しい牛肉を見つけました。 御主人がアメリカの キャッシュバレーと言う標高1500mの渓谷に、東京ドーム4個分の牧場をつくり、のびのびと牧牛を育てています。2歳まで自然の牧草で赤身が作られ、…
ひとすじ 忘れられない患者さん

ひとすじ

私の父は8歳で感染症にかかり、抗生剤のないときで骨髄炎になり、びっこになりました。小さい頃「お前のとうちゃん変な足」といじめられました。私は小さい時から父の靴下を履かせるのが朝の日課でした。 「脚悪きわれの今でも見る夢は運動会で走る夢」父の晩年の俳句です。 父の骨髄炎は亡くなるまで毎年梅雨の頃、高熱…
祝い肴 身体にいい食事は

祝い肴

おせち料理はずっと手作りで、失敗もしますが、我が家の味でした。 世界中のごちそうがいつでも食べられる今、華やかなお料理ではありません。でも昔から一品ずつに、新年の夢を込めた意味があります。 おせちの前には、祝い肴三種をお屠蘇とともに戴きます。我が家では、昆布、干烏賊、田作り。昆布は喜ぶから「子孫繁栄…