すべてゼロ 身体にいい食事は

すべてゼロ

自粛が続きます。家から出ないでいると、食事やお酒が増えてしまいます。いざ減らすことは難しいです。 減らすのに成功した方がいます。ノンアルコール飲料に代えたのです。痩せて、血液検査がすっかり良くなりました。私も飲みました。美味しい。知らないと酔いそうです。 蒸留酒(焼酎、ウイスキー)は糖質ゼロです。糖…
父に 忘れられない患者さん

父に

その患者さんL さんはご自分の病気がおわかりになっていませんでした。 壮年期に胆石で胆のうを取った以外健康でした。パーキンソン病の症状がでてきて、そして皮膚が黄色になったことに、ご家族が気づきました。 私がお会いしたときは、黄疸の値が正常の15倍でした。パーキンソン病の症状のため無表情でお話しは殆ど…
ライ麦パン 身体にいい食事は

ライ麦パン

小学生の頃、終戦から15年以上経っていましたが、給食はパンと脱脂粉乳でした。 パンは四角い食パンやこっぺパン。おかずはうどんやちくわの磯部揚げとか。今思えば和食にパンでした。だからでしょうか、やはりお米が好きです。 その後、食事が洋風になり飽食になり、私も生活習慣病になりました。それからは食事の糖質…
今の 忘れられない患者さん

今の

その患者さんGさんは、入院した後も行方のわからないご主人を探していました。 一度は地方のコンビニの監視カメラに写っていた、と聞き探しました。見つかりませんでした。Gさんは、積極的な治療をしたく無い、と気持ちとともに身体も弱るばかりでした。 数日後、無事にご主人は帰ってきました。 再会を果たし、毎日病…
桜餅 身体にいい食事は

桜餅

もち米がほんのりピンクのあんこ餅に、塩味で香りがいい桜の葉っぱ。葉っぱは食べても食べなくてもいいそうです。 私が食べていたのは関西風だと知りました。関東風はクレープのような生地です。物心ついた時からの、桜餅を食べた、桜の咲くころの思い出は特別なものばかりです。 ふるさとの小高い丘の坂道は桜並木でした…
伝える 忘れられない患者さん

伝える

10年前の3月11日、東日本大震災が起こり、福島原発から白い煙が出ているのを見て私は息をのみました。患者さんTさんが私に言われた言葉を想い出したのです。 当時頂いたご家族の許可に添って伝えたいと思います。震災後、核科学者であるTさんが1995年に福島第一原発事故をただ一人「想定」していた論文を書かれ…
うど、ふきのとう 身体にいい食事は

うど、ふきのとう

小学生の頃から、この季節には早春賦という歌が好きでした。「春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌を想えど 時にあらずと声もたてず時にあらずと声もたてず」亡き母と祖母と一緒に弾いて歌った思い出が詰まっています。 もうすぐ春、の想いには、花のつぼみ、風の香り、暖かな日差し、4月で年度が新しくなる生活の変化など…
居酒屋 忘れられない患者さん

居酒屋

その患者さんQさんは生粋の江戸っ子で長年大工として腕を振るってきました。健診で見つかった胃がんを手術した後、半年ごとに3回、転移による腸閉塞を起こして、食事が摂れなくなりました。 「お腹が張った痛みと吐き気を摂ってほしい、それだけですよ」と無口で投げやりでした。お薬でそれがとれると「正月は、ちょっと…
白菜 身体にいい食事は

白菜

お天気の良い日に、白菜4分の1カットを内側をおひさまに向けて干します。2日後に、本鰹の細かいもの、塩昆布、昆布茶、お醤油数滴、ゆず、を入れて2時間。で出来上がりだそうです。 というのも、74歳夫がつくるからです。白菜4分の1カットが40円だそうです。 夫は九州生まれで、何十年前の実家は、女性が居間の…
いつか 忘れられない患者さん

いつか

コロナ感染が世界中で広がり始めて、1年以上が経ちました。世界の多くの国々で、感染は治まっていません。ロックダウンの国があります。 医療者としては、自身が細心の感染防止をして日常を暮らしています。診療するときに、感染に関して患者さんを護るように必死です。 でも、患者さんお一人お一人に相対すると、皆さん…