ひとりごはん

仕事をしてるときは、お昼ご飯がたのしみです。

チームで動いている聖路加のときは、お昼にしましょう、と声を掛け合って食堂に集まり、みんなでいろんな話をしながら戴きました。

若い医師たちとは、何か月か一日に三食を一緒に食べたような病院に缶詰だったときもありました。

ひとりでいただくときは、無言ですし、簡単に栄養補給で終わってしまいます。

今は5大栄養素と呼ばれる、蛋白質、脂質、炭水化物(糖質と食物繊維です)、電解質、ビタミンがまんべんなく入っているこんな軽食がコンビニにあります。

ビタミンは10種類も入っています。

恩師日野原重明先生の昼食は、晩年クッキー数枚と牛乳でした。おひとりでした。

60歳過ぎて、私の昼食も同じようなものをつまんでいるのに気づきます。不思議に、ひとりご飯はすぐにおなかいっぱいになるのです。

今は感染防止のために、少人数で黙って食事をしましょう、と言われています。

せめて、栄養がかたよらないように、美味しく戴こうと思っています。