忘れられない患者さん 29 11月 2021 だから Bさんは20年前、20歳代でカルフォルニアに住んで仕事をしていました。食べ歩きが好きだったのでアメリカにいる間に、60㎏台だった体重が100㎏を越えてしまいました。 ダイエットをして、30歳過ぎで帰国時には80㎏代でした。ところが日本でも食に関係した仕事を任されたので、フランス料理やイタリア料理と高… 続きを読む
身体にいい食事は 29 11月 2021 銀杏 茶碗蒸しに一つ入っているだけで、貴重な存在感があります。焼くと香ばしい。 子供は食べなてはいけないと言われます。苦味、甘み、もちもち感、大人の味わいです。 それもそのはず。食中毒情報センターに登録されている銀杏食中毒があります。 銀杏にはビタミンB6に似た成分が在りB6が減ります。胃腸炎などでビタミ… 続きを読む
身体にいい食事は 25 10月 2021 1年半ぶり COVID感染の状況が、2020年初以来、落ち着いています。 何故落ち着いてきたのか、これからまたどうなるのか、数字で解析できるのでしょうか、もう私にはわかりません。 ただ、ずっと医療者として注意しすぎるほどの生活をしていました。テイクアウト、出前、外食、会食は一度もしませんでした。 行きました。行… 続きを読む
忘れられない患者さん 25 9月 2021 83歳の父から 体重が100㎏ある55歳のS子さんは、10年前は60㎏でした。10歳代はハンドボール、社会人ではフットサルをしていたスポーツ好きでした。 ところが50歳頃、更年期に入り太ってきて、走るときに膝が痛いと思ったら、80㎏になっていました。慌てたS子さんは、流行りの急激に痩せる会に入り、数か月で60㎏に戻… 続きを読む
身体にいい食事は 25 9月 2021 日本茶 最初にペットボトルや缶で、日本茶が販売された時、驚きました。煎茶を茶葉でいれて時間が経つと、不味く茶色になるのに、なってないのです。 東京での毎日は、便利で、安い、ペットボトルの日本茶を買うことが増えました。家庭でも煎茶を入れるのが面倒になっていました。 ただ、市丸の実家から毎年故郷の新茶が届きます… 続きを読む
忘れられない患者さん 30 8月 2021 そのころ 日本医師会雑誌の巻頭座談会に出た際、掲載された写真、20年前の私です。今から約20㎏太っていました。 ほぼ毎日、夜間に病院から電話がかかります。その後病院に向かいます。週の半分はそうでした。終電に間に合った日も始発までにまた病院に呼ばれて行ったものでした。休暇はなく年末年始も病院にいました。 いつも… 続きを読む
身体にいい食事は 30 8月 2021 とんかつ 東京に初めて移り住んだとき、土がないのに驚きました。公園の多い都内のはずれを選び、土のある住まいを探しました。狭いながら冬は椿や牡丹の花が咲き、鶯の鳴き声がしました。 最寄りの私鉄の駅まで20分歩きます。30年前当時の新しい駅ビルが建ちました。駅ビルに珍しいとんかつ茶漬けのお店ができました。 聖路加… 続きを読む
忘れられない患者さん 27 7月 2021 笑顔って Aさんは都下の駅に隣接する高層マンションに、ひとりで住んでいます。財務省のお役人だったご主人にがんが見つかったのは、退職の直前でした。3年間の闘病のころから、A子さんは胸に痛みが起こるようになりました。 仲の良いふたりだったのでご主人が亡くなってからは、胸の痛み、動悸のほかにも、のどの詰まり感が毎日… 続きを読む
身体にいい食事は 27 7月 2021 茶色いランチ ここ1年半、昼ご飯に外食をしていません。 食欲も昔のようになく定食が食べられなくなったこともあります。お弁当箱に詰めた量も食べられません。大体、おにぎりと果物です。 お握りはふるさと産の玄米ともち麦と雑穀です。茶色い。それに、瀬戸内海のちりめんをオリーブ油で炒めたもの、九州産の古漬けたくあんをオリー… 続きを読む
忘れられない患者さん 5 7月 2021 変わられるもの 2020年の春から、私たちの生活は変ってしまいました。 Y子さんは、外資系のマーケテイングリサーチ会社の広報の仕事。多忙なときは週5通勤もありましたが、多かった海外への出張も全くなく、ほぼテレワークでずっと家にいるようになりました。 50歳代にみえない若々しく、仕事をバリバリこなすY子さんが、銀座四… 続きを読む