ふるさとの味

軽めにしている今日のお昼ご飯は、故郷の味です。

瀬戸内海の海辺に面した湯治街では、夜中に漁師さんの男衆が採ってきたお魚を、早朝からリヤカーで奥さんたちが売って歩きます。

朝採れのお魚を私が育つ間はふつうに食べていました。東京に住む今では、夢のようです。イカの表面は生きているので万華鏡のように光ってきれいでした。

1年前に帰省したときに、同じおばちゃんが白髪になって同じようにリヤカーで売っていたので、嬉しいなあと思いました。

その故郷にお墓参りに年に数回帰っていましたが、今年は一度も帰っていません。

それで、今日のおにぎりは、ふるさと納税のふるさとの玄米と白米の混ぜたもの。ガス釜で炊きます。瀬戸内海の乾燥わかめを細かく切って混ぜます。ふるさとの湾で採れたちりめんをオリーブ油で炒めて混ぜます。梅干しは和歌山のですが塩分3%の減塩です。

よく噛んでゆっくり味わいます。ほっとして元気がでます。