ほしえび

私は40代に、腰痛でX線を撮ったら腰椎がすでに「60歳の骨ですよ」といわれました。それ以降、腰椎を反らす姿勢に気を付けています。腰は本来後ろに反っていますが、生活の中では曲げることが多いからです。

えび、という漢字は海の老と書きます。腰が曲がった老人のようだから日本で考えたのでしょう。中国のえびの漢字は蝦です。現在では、年をとっても海老のように腰は曲がりませんが、骨の中のカルシウムは減ります。

そこで私も毎日、殻のついた干しえびを食べています。大さじ2杯の殻付き干しえびには、牛乳コップ2杯半のカルシウムが入っていてそれが一日に必要な摂取量です。

夏が旬なのは桜えびです。相模湾しか取れないので高価です。他の干しえびでも、干して2倍になっている栄養素は同じです。ビタミンB群が多く、赤色のアスタキサンチンは抗酸化作用など。旨味成分アミノ酸やタウリンが多く、小さくても優れものです。

少しオリーブ油で炒ると噛むほどに美味しいです。